2012年10月26日金曜日

メール一斉送信 仕組みとその方法

今日は、メールの一斉送信について意外とご存知ない方がいらっしゃったので、

一斉送信を行う際のメールアドレスの設定の方法について記述しておきますね。


複数の人にメールを送信する際、通常、「宛先」もしくは「CC」の欄に

複数のメールアドレスを入力(選択)して送信することができます。

ただし、この場合、メールを受け取った方の受信メールの「宛先」もしくは「CC」に、

他の人のメールアドレスも表示されることになり、送信する側は良いのですが、

メールを受信した方にとっては、知らない人のメールアドレスをたくさん知ることになりますし、

悪意があればそのメールアドレスを利用され兼ねません。


そこで、その一斉送信の時にも使われる、「BCC」という宛先の指定の方法があります。

「BCC」は

  "Blind Carbon Copy"(ブラインド カーボン コピー)

の略で、メールを受け取った人がメールの宛先の欄を見ても、

自分と送信者のメールアドレス以外はわかりません。


ですので、その仕組みを利用して、今度は送信する側にとってみると、
主に下記の場面があげられます。

1. 宛先が複数あって、その宛先どうしは知られないほうが良い場合
2. 宛先とは"別に"メールの内容を知ってもらいたい人(Aさん)にも同じものを送りたいが、
   本来の宛先の人には、その人(Aさん)にも送ったことを知られないほうが良い場合

1は、お客さんや複数メンバー会員さん宛てなど、一斉送信をしたい場合

2は、「会社 対 会社」、や、「会社 対 顧客」などの関係において、
会社からの文書などを送信する場合に、
・宛先には会社や顧客のメールアドレスを設定し、
CCには、宛先の方にも知られてもおかしくない会社の上司等を設定し、
BCCには、宛先の会社や顧客には関係せず、身内の会社内だけで
  知って欲しい同僚等を設定する

というような使い方ができます。


メールマガジンやショッピングサイトなどの会員情報など、

会員宛にメールで受信することがありますよね?

そのようなメールも、サーバー側プログラムでその仕組みを利用して送信されています。

メールはITコミュニケーションの基本ですから、ぜひ身につけましょう!


◆メーラーでのBCC設定(例)
GMailの場合 Toの下のところで、"Bccを追加"をクリック

Thunderbirdの場合 宛先で、"Bcc"を選択して追加



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