一斉送信を行う際のメールアドレスの設定の方法について記述しておきますね。
複数の人にメールを送信する際、通常、「宛先」もしくは「CC」の欄に
複数のメールアドレスを入力(選択)して送信することができます。
ただし、この場合、メールを受け取った方の受信メールの「宛先」もしくは「CC」に、
他の人のメールアドレスも表示されることになり、送信する側は良いのですが、
メールを受信した方にとっては、知らない人のメールアドレスをたくさん知ることになりますし、
悪意があればそのメールアドレスを利用され兼ねません。
そこで、その一斉送信の時にも使われる、「BCC」という宛先の指定の方法があります。
「BCC」は
"Blind Carbon Copy"(ブラインド カーボン コピー)
の略で、メールを受け取った人がメールの宛先の欄を見ても、
自分と送信者のメールアドレス以外はわかりません。
ですので、その仕組みを利用して、今度は送信する側にとってみると、
主に下記の場面があげられます。
1. 宛先が複数あって、その宛先どうしは知られないほうが良い場合
2. 宛先とは"別に"メールの内容を知ってもらいたい人(Aさん)にも同じものを送りたいが、
本来の宛先の人には、その人(Aさん)にも送ったことを知られないほうが良い場合
1は、お客さんや複数メンバー会員さん宛てなど、一斉送信をしたい場合
2は、「会社 対 会社」、や、「会社 対 顧客」などの関係において、
会社からの文書などを送信する場合に、
・宛先には会社や顧客のメールアドレスを設定し、
・CCには、宛先の方にも知られてもおかしくない会社の上司等を設定し、
・BCCには、宛先の会社や顧客には関係せず、身内の会社内だけで
知って欲しい同僚等を設定する
というような使い方ができます。
メールマガジンやショッピングサイトなどの会員情報など、
会員宛にメールで受信することがありますよね?
そのようなメールも、サーバー側プログラムでその仕組みを利用して送信されています。
メールはITコミュニケーションの基本ですから、ぜひ身につけましょう!
◆メーラーでのBCC設定(例)
GMailの場合 Toの下のところで、"Bccを追加"をクリック |
Thunderbirdの場合 宛先で、"Bcc"を選択して追加 |